シモダの哲学部屋

はいどうも、『シモダの哲学部屋』の時間です!
今日のテーマは「運」です。人生において「運」はどのくらい重要でしょうか?

まず「運」の定義をします。
突き詰めて考えれば、生まれつき「才能」や「努力の才能」がある、環境に恵まれている等も運ですが、それは運ではなく「実力」と定義します。

「実力」があれば必ず「成功」できるのか?
ビジネス(起業や投資)、科学研究、一芸(芸能界、本や漫画、YouTube・ブログなど)で有名になるetc
「成功」というとこんなところでしょうか。

日本一のお金持ちであるユニクロの柳井正社長は、10回事業をやって成功したのは1つだけです(それがユニクロ)
このように起業や投資では、成功者でもずっと勝ち続けていたわけではなく、「成功」より遥かに多くの「失敗」を経験しています。
実力も重要ですが、運要素が大きい分野なので、1つ1つの成功確率はかなり低いから、試行回数を増やして、全体的な確率を上げているのだと思います。(これは科学研究においても同じ)


一芸で売れる・有名になれるかは、もっと運に左右にされます。
世界的な超ベストセラーである「ハリーポッター」も、1巻の「賢者の石」は持ち込んだ出版社12社全てから拒否されました。
受け取った出版社の編集長も、あまり期待していませんでした。たまたま自宅に持ち帰ったら自分の子供が読んで「他のどんな本よりも面白い」と高く評価したため、出版することになりました。


「ハリーポッター」の作者ほど物書きの実力があっても、成功できなかった可能性が十分あるわけです。

また、開拓者タイプの成功は、単純な「運」ではなく「時代の運」に大きく左右されます。
トップYouTuberであるヒカキンさんも、日本ではYouTube自体の知名度が低かった頃から、動画投稿を地道にやっていました。
本人も、YouTubeがこれから日本でメジャーになると予想してやっていたわけではなく、
YouTubeで有名になってテレビに出るつもりでやっていました。
開拓者タイプの天才の多くは、先見の明があって戦略的にやっていたというよりも、好きなことを極めていたら、その好きなことが運良くメジャーになった感じです。


サッカーや将棋の腕前が天才的でも、サッカーや将棋が超マイナースポーツな時代に生まれていたら「成功」できないわけです。

まとめると、分野にもよるが「結果」を出すには「実力」だけでなく「運」も重要、さらにその「結果」を評価してくれる時代であること(時代の運)も、また重要ということです。
今日はこれで終わり!
それでは次回も乞うご期待

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