シモダの哲学部屋

はいどうも!『シモダの哲学部屋』の時間です。
今回のテーマは「哲学書紹介」です。

哲学書を読もうとして挫折した人は多いと思います。しかし、今回紹介する本は哲学の知識が全くない人でも問題なく読めます。

1.『<子ども>のための哲学』永井均

超一流の天才哲学者である永井均が、「哲学とは何か?」「なぜ悪いことをしてはいけないのか?」「なぜ自分は存在するのか?」について語った本です。
「なぜ悪いことをしてはいけないのか?」と「なぜ自分は存在するのか?」という哲学テーマに僕はそこまで興味ないですが、「哲学とは何か?」の部分にとても感動しました。
「哲学とは何か」「哲学をするとはどういうことか」を教えてくれる名著です。

<引用>
『哲学を学ぶというと、ソクラテスやプラトンからデカルト、カントをへてハイデガー、ウィトゲンシュタインなどの西洋哲学史上の人物の書いた本を読んで理解することだと思っている人が多い。
しかし、そういうやり方では、哲学の真髄に触れることは絶対にできない。
本人にはとても興味深い哲学テーマであっても、自分にとって興味深いとは限らない。
言ってしまえば、他人の哲学なんてつまらないのが当たり前だ。
面白いと思う人は、有名な哲学者の中にたまたま自分によく似た人がいただけにすぎない』

2.「悪の論理技法」とつげき東北


この本を読めば、論理的・哲学的思考力が格段に上がります。(非論理的な部分もあるので、批判的に読む事が大事ですが)
<引用>
「自分で選んだ道だろう? 自己責任だ」
「ウチの会社に不満があるなら、辞めればいい!」
「批判ばかりせず、対案を出してくれ」
「文句があるなら政治家になって変えてみろ」
こういった言葉は、割と頻繁に使われる。
どうもおかしい。何か言い返したいが、うまくいかずモヤモヤする。
本書は、こうした怪しげな論理に惑わされて悩む読者への贈り物である。
<中略>人は普通、人生において色々な悩みや不満を抱える。
時には、重々しく生きづらい精神に陥る。
しかし、明快で分かりやすく、とても厳密かつ明るい論理・哲学を身につけることで、それらから解放されて、ふわりと軽い気持ちになり、重圧から解き放たれるのだ』


麻雀を統計的に分析したベストセラー「科学する麻雀」の著者であるとつげき東北氏。
小学生の頃から独学でプログラミングを勉強していたので、大学の学部レベルで学ぶことは既に知っていた。その自由で暇な時間に、思想書・哲学書を読み漁り、思考や議論に費やした著者が、論理や哲学について綺麗にまとめた本。

2冊紹介しただけでかなり長くなってしまったので、今日はもう終わります。
僕は暇人なので、そこそこ本を読む方ですが、本といっても本当にピンキリです(笑)
しかし、この2冊はとてもオススメなので、是非読んでみてください。
じゃ、次回も乞うご期待!

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