シモダの哲学部屋

はいどうも!『シモダの哲学部屋』です!今日のテーマは「自由意志」です。

「自由意志」とは、自分の行動は自分で選んでいるという仮説です。そうに決まってるじゃんと思うでしょうが、脳科学の実験でそれが疑わしくなってきました。

私たちが動作を始める約0.2秒前には「意識的な決定」を表す電気信号が現れます。しかし、その電気信号の約0.35秒前には、それを促す無意識的な「活動電位」が現れています。分かりやすく言うと、「こうしよう」と意識した時の約0.35秒前には、既に決断しているわけです。

こちらは、普通の人とサイコパスの脳を比較した画像です。

脳には、扁桃体という不安や罪の意識を感じる部分があります。サイコパスは、普通の人ならトラウマになるような体験をしても、扁桃体がほとんど活動しません。ちなみに、サイコパスは環境ではなく遺伝子で決まります。

また、犯罪と強い関係があるとされる遺伝子「MAOA」があります。これは、東野圭吾さんの小説『プラチナデータ』にも出てきます。簡単にいうと、「MAOA」の活性が低い遺伝子だと攻撃的・反社会的になりやすいです。

虐待された子どもが成人後に反社会的になるか調査したところ、虐待を受けていても「MAOA」の活性が高いタイプは反社会的になりにくいと分かりました。しかし、活性が低いタイプだと虐待を受けた子どもの85%が反社会的になっていました。興味深いことに「MAOA」の活性が低いタイプでも、虐待を受けていなければ反社会的にはなりにくいようです。

「MAOA」の活性が低いタイプで虐待を受けていた子は、全体の12%にすぎませんが、犯罪全体の44%を占めています。

同じような悲惨な環境で育っても、まっとうに育つ人もいれば反社会的になってしまう人もいます。その違いは、本人の「意志」ではなく「遺伝子」の違いによるものかもしれません。

とまあ、今日はこんなところで終わります。今回は、哲学というよりほぼ脳科学でした(笑)僕は哲学と同じくらい脳科学や心理学も好きなので、哲学ネタが尽きたら脳科学ネタを語ろうと思います。それでは、次回も乞うご期待!

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