シモダの哲学部屋

はい、どうも!『シモダの哲学部屋』の時間です!

今回のテーマは「科学哲学」です。

「科学哲学」って普通は聞いた事ないと思います。

簡単にいうと「科学とは何か?」や科学の方法論について考えるのが「科学哲学」です。

科学は絶対的に正しい「真実」だと思ってる人が多いですが、

科学は「真実」ではなく「有力な仮説」にすぎません。

昔の医学では、運動すると活性酸素が増えて老化が早まるという説が主流でした。

しかし、今では運動すると活性酸素は増えるが、その活性酸素を分解する酵素も増えるので全く問題ないと否定されてます。

地球は丸くて、地球が太陽の周りを回っている。

さすがにこのレベルの「仮説」は「真実」と思っていいですが

「専門家の医師や大学教授が言ってた」

「最新の論文で〇〇と書かれていた」

このように信頼できる情報源であっても、そもそも科学が「仮説」にすぎないので「真実」と思わない方が良いです。

科学が「真実」ではなく「仮説」なことから、科学も結局は宗教と同じという意見があります。

しかし、科学と宗教は明確に違います。

科学は、実験・観察の結果から「仮説」を立てます。

そして、常に「仮説」を疑って実験・観測をして、間違っていたら別の「仮説」を立てて「真実」に近づけようとします。

それに対して、宗教は「教義」を正しいものとして疑いません。

「仮説」が間違ってないか検証できることを、科学哲学の用語で「反証可能性」と言います。

科学哲学では、「反証可能性」を科学の本質と考えています。

最近、進化の観点から人間の心理を説明した進化心理学が流行ってます。

例えば、男性は女性より、数学や空間把握が得意な傾向にあります。

進化心理学の説明では、狩猟時代に男は狩りをしていたので、空間把握能力が低い(=方向音痴)だと道に迷って死んでしまい子孫を残せない。

それに対して女性は狩りをしないので、方向音痴でも生存して遺伝子を残せたからと。

しかし、進化は大昔にたった1度起こったことなので、その「仮説」が正しいか検証できません。

科学哲学的には、進化心理学は「反証可能性」がないので「科学」とは言えません。

進化心理学は面白いですが、本気で信じない方がいいです。

今回は「科学哲学」という知名度ない分野を扱いましたが、個人的には面白かったです。

とても本質的なのに普段あまり深く考えていない事について考えさせてくれる哲学って、やっぱり面白い!と感じました。

では、次回も乞うご期待!

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