シモダの哲学部屋

はいどうも!『シモダの哲学部屋』の時間です!今回のテーマは「ポジショントーク」です。

ポジショントークとは、自分の立場に有利になるように発言することです。世の中の意見の多くは、ポジショントークか感情論だと個人的に思っています。

学者や評論家、証券アナリストなどの専門家も、公式の場では自分の利益のために本音を話さず、ウソやいい加減なことを言うのは珍しくないです。
日常生活や匿名の場においても、ポジショントークは溢れています。
特に、お金やキャリア、学歴、恋愛・結婚、幸福などの話題はポジショントークだらけで、自分に都合の悪い事実を冷静に認められる人は少ないです。

「本当にすごい人は、自慢したり人を見下したりしない」
能力が高いことと性格が悪いことは両立します。実際に、性格が良いとはお世辞にもいえない天才は多くいます。
「あの人は、実力はすごいけど性格が悪いから嫌い」
でいいのに
「本当にすごい人は、自慢したり人を見下したりしない。だから、あの人はすごくない」
みたいなポジショントークをしてしまうから、事実を正しく認識できないわけです。

「本当に頭のいい人は、誰にでも分かるように説明できる」
これも典型的なポジショントークです。
頭の良さ、知性の評価軸は1つではなく、複数あります。分かりやすい説明をする能力も、たしかに頭の良さの1つですが、それ以外を認めないのはポジショントークとしか言いようがありません。



脳科学の研究でも、意識・理性が判断、決定するより前に、無意識・本能的な部分で決断は既に決まっているようです。
自分では、ポジショントークや感情論のつもりはなくても、実際は感情論で結論は決まっていて、後付けで最もらしい理屈を考えてるだけかもしれません。

ポジショントークや感情論から脱却するのは思った以上に難しようです。

というわけで、今日はこれで終わり!
次回も乞うご期待!

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